作成者別アーカイブ: komodakenzo

こんなことが

毎日のんびり暮らしていたら、
いつの間にか、世界が変わっていた。

内閣が、与党が、
衆人環視の中、堂々と、
憲法を無視し、
採決の手続きを無視し、
権力を振るう。
こんな光景を目にする日が来るとは思ってもみなかった。
一生をただのんきに生きていたい身としては、
悪夢のような光景である。

安保法案は、あるいはわが国の安全保障に資するものなのかもしれない。
国際協調の観点から、あるいは経済的な利益を考えても、
ありうる選択なのかもしれない。
しかし、問題はそういうことではない。
法案の中身の是非以前に、
これほどまでに手続きが軽視されている。
そしてそれが通用してしまっている。
このことが、衝撃だった。

多数決でことを決するのは当然だし、
国会前のデモに耳を貸さないのも、政権の判断としてあり得るだろう。
しかし、憲法を無視することは許されない。
手続きを無視することは許されない。

なぜなら、
地味な、つまらない、杓子定規な手続きこそが、
もっとも確実に作動する安全装置だからだ。
権力の暴走を止めうるのは、英雄的な正義などではない。
例外なく、決められたルールを愚直に守る、
そんな頑なさに他ならないからだ。

この許されないはずのことが行われただけでなく、
目的のためには手続き上の瑕疵は問題にならないという、
近代国家にあるまじき行いが、けっきょく通用してしまった。
なんということか。
こんな日が現実に来るとは思っていなかった。

 

話にならない

うすうすは感じていたのだが、ここへ来て、ますます議論というものの無意味さが際立ってきている。安保法制をめぐる一連の動きのことだ。
お互いに自分の意見が正しいと信じているから、相手の意見を聞いて自分の意見を修正しようという姿勢が少しもない。結果的に、お互いが独立に自分の意見を繰り返すだけで、まったく議論は深まらない。
そのうえ、議論が深まらないのは議論の仕方がまずいのではなく、ただ相手が愚かで頑迷だからだとお互いが思っている。

相手の言い分を聞いて、意見を修正するような議論はありえないのか。
自分の意見を修正するような潔い人はいないのか。
孔子に挑んだ子路のように、勝海舟と向かい合った坂本龍馬のように、相手の言い分に耳を貸し、正しいと分かればその場で態度を改める。そういう姿は見られないのか。

遊びに来たのよっ!

本格的な夏がやってきた。
日中の気温は38度だの39度だの、
体温も緯度もはるかに超える。
大変な暑さである。
そこで、涼しい山の上に行って来た。
よい天気だったのに、お昼どきの気温が23度である。
えらいぞ、山。
cha.jpg
冬はスキー場になる広い斜面が、一面芝生のようだ。
日曜日なので、子ども連れも多い。
そんな中で、目の前を歩いていたのが、パパとママと女の子。
女の子は、ちょっとご機嫌斜めなのか、
草で足がちくちくするだの、
鹿のフンがくさいだの言って、
なかなか歩こうとしない。
もう4歳なんだからちゃんと歩こうね、
なんて言っていたママが、
つい声を荒らげてしまった。
文句ばっかり言ってんじゃないの!
遊びに来たんでしょ!
せっかく来たのに文句ばっかじゃ楽しくないでしょっ!
ねえ、もっと楽しまなくちゃだめじゃない!
そうでしょ!ねえ。
女の子はうつむいて、泣くのを我慢している。
不条理だ。

コンビニ浅田飴

昨晩だったか、今朝のことだったか、
夢かうつつか定かではないまどろみの中で、
コンビニ浅田飴、という言葉を思いついた。
忘れてしまうのはあまりに惜しい、
ああ、これは覚えておかなくては、と思った。
朦朧とした意識の中では、
それほど重要な思いつきだったのである。
あんなにも
覚えておかなくてはと強く執着した言葉である。
気になって、さっきその意味を考えてみた。
そしたら。なんと。
ちゃんと思い出せたのだ。
言葉そのものだけでなく、
その言葉に執着した理由までも思い出せることは、
大変まれである。
この一事だけで、どれだけこれが、
重要な発見だったか分かるだろう。
toki-boroya.jpg
さてそれでは、この言葉「コンビニ浅田飴」に、
いったいどういう「意味」が込められていたのか。
知りたいですか。
それはね。
「トンビに油揚げ」に似てる。
…です。
こんなことのために
眠気をこらえて白目をむいていたのかと思うと、
あまりに不憫です。
がんばったなー、おれ。

ひねったつもりで、ふつう

先日の、
「国民一番電話は二番三時のおやつは文明党」
というネーミングは、われながらよい出来だと思っておった。
しかし。
グーグルで調べてみたら、出てくる出てくる。
同じことを考えた連中の、まあ多いこと。
自分の平凡さに、ちーとがっかりしました。
himejion.jpg
ずっと以前に「ほぼ日」のアンケートで
「自分が女々しいと思う瞬間は?」というのがあってさ。
それに、
「トイレで座って用をたすとき」
なんて答えて、
気のきいた回答をしたつもりでいたの。
そしたら、
それがぶっちぎりで「最も多い回答」だった。
こういうのは、かなり恥ずかしい。

新政党の旗揚げに寄せて

小沢先生のために、新党名を考えてみた。
「自由で民主的な日本のみんなで国民の生活の改革を進めるきづなを大切にする大地のためにたちあがる日本人に公明正大な減税を第一に幸福な社会を共に実現する新しい維新の党」
jizo.jpg
略称「国民一番電話は二番三時のおやつは文明党」
さらに略称「おやつ党」
使ってくださいねっ。

分かったような分からんような

人の気持ちを考えなさい。
でも、相手の顔色をうかがうのはみっともないぞ。
まわりと協調して行くのが肝心だ。
とはいえ、自分の意見を持たず付和雷同ばかりというのは、
ちょっと困る。
社会人として、常識を守るのは最低限のルールだからな。
もちろん、常識にとらわれない自在な発想も必要だ。
がんばって。
あんまり無理するなよ。
kinoshita.jpg
この手の話はさらっと聞くと、何でもないが。
まじめに受け取ると訳が分からん。
つまり、どうすればいいの?
ばかだなあ。
そのときの状況に応じて、判断すればいいじゃないか。
ただし、日和見は駄目だぜ。
自分というものをしっかり持ってな。

Hard to swallow

上野のパンダが子を産んだ、という報道があった。
東京都知事は、そんなものには興味はない、と言い捨てた。
どうせなら尖閣諸島から名を取って、
センセン、カクカクと名付けよとまで言った。
自分の影響力を知ってか知らずか、
思ったことをそのまま口にでき、
なお人気に翳りが見えない権力者は、今日では希有だろう。
さて都知事ひとりは言いたい放題だが、
世間にはどこか、パンダの悪口を言ってはいけない雰囲気がある。
パンダなんていらねえや、とか、
別にかわいくないじゃん、とか、
目の周りの黒い部分がつり目だったら悪相だよな、とか、
そういうことは言ってはいけないようである。
ましてや、赤ちゃんだからね。
鳥の世界で、パンダ並み、とはいかないまでも、
特別目をかけてもらっているのは、
おトキ様を別格とすると、まずはツバメではないか。
一心にエサをねだるヒナの姿は、
まあ可愛らしい、と目を細めて見るのが正しい作法である。
うじゃうじゃしていて気持ち悪いなんて言ったりしてはいけない。
ましてツバメの巣を、けっじゃまなんだよ、なんて
衆人の前でたたき落しでもしようものなら、
まず、無事では済むまい。
nest.jpg
ここに、ツバメの巣がある。
写ってはいないが、ほかにも二つある。
停まっているおっさん仕様のスクーターは、ぼくの愛車である。
ツバメのトイレではない。
ぼくの愛車である。
ツバメのトイレではない。
ツバメのトイレではない!
ツバメのトイレではない !!

通信スピードふたたび

光ファイバー。
プロバイダの広告では最大100Mbpsなんて言っている、
ま、いわゆる高速通信ってやつです。
ふふん。
先ほど通信スピード計測サイトで計ってみたです。
念のため、5回計測しました。
その結果、なんと。
0.077Mbps~0.171Mbps
という凄まじいスピードでした。
算数の苦手なあなた、お分かりでしょうか。
100Mbpsに対し、0.077Mbp。
最大値に対し、0.077パーセントのスピードということは、ですね。
kama.jpg
算数の苦手なあなたにも分かりやすくたとえると、
時速250kmの新幹線だと思って乗り込んだら、
時速19.25メートルしか出なかった、ということです。
東京名古屋間を350kmとすると、一時間半のところを、
18182時間=758日もかかってしまうというスピードです。
東京を発ち一眠りしてそろそろ名古屋に到着するかな、
と思ったころ、わたしの新幹線は、
やっと27メートル進んでしか進んでいない。
ホームの端までも行っていない。
お分かりでしょうか。
同じ料金を払ってこんなことであるならば、
いったい誰が黙っていられましょうか。
そうです。わたしは、ちょっと怒っているのです。
ぷんぷんぷん。
おい、こら。
おれの前で、ゆーちゅーぶとか言ってんじゃねーよ。

もやもやした話

7月になると、
レバ刺しが飲食店では食べられなくなるそうである。
そのため、最後のレバ刺しを求めて客が殺到しているという。
厚生労働省がレバ刺しを禁止した理由は、
食中毒の危険があるからである。
で、客が殺到するのは、
7月になると食べることができなくなるからである。
うん、そりゃあ、どちらもまあ、分からなくもないけどさ。
mentos.jpg
ついで厚生労働省は、
食べ過ぎの危険があるとして、
コンビニのおにぎりの販売をひとり3個に制限するとともに、
魚の刺身等を販売する店舗に対し販売後12時間以内に
顧客宅を訪問し食べ残りを回収することを義務づけ、
さらに飲食店でかき氷を提供する際には、店内の温度を
28度以上に保ち、かつ腹巻きを貸与し着用を促すことを
義務づける意向である。
という冗談はさておいて。
かつての狂牛病騒ぎのときと同じなんだけど、
危険だから禁止するって言われているのに、
禁止されるその日までは食べても安全だって
考える神経が、どうも分からない。
これはちょうど、
道路を渡るときの安全確認を、
自分の目でなく信号に任せてしまっている態度と同じだ。
クルマが来ているかどうかではなく、
赤なら止まるし、青なら渡る。
命に関わる判断を、そこにいない人に任せて平気なんだよね。
自分で判断できない国民だから行政が口を出すのか、
行政が口を出すから自分で判断できない国民が育つのか。
どっちにしても、なんかすっきりしないなあ。