Him a day one

みなさんお察しのとおり、長らく触った気配もなかったこの日記が、ここのところ毎日のように更新されている。こんなにしょっちゅう書くなんて10年ぶりくらいかなあ。えっ、ああ8年ぶりか、そんなもんかね。

久しぶりに書く気になったのは、現政権のやり方に我慢がならんとか、未曾有の感染症による社会の変容に臨んでひとこと言いたいとか、いろいろ動機はあるんだが、決定的なのは、仕事ができず暇になったということだ。

思えば大学卒業以来、35年ぶりの長期休暇である。しかし暇を暇として楽しむというのは達人にしてはじめてなし得ることで、凡夫はせっかくの暇を持て余し、家の掃除とか料理とか、わざわざ用事を作って埋めてしまうものだ。

先日も(はじめて)ナンを作るのにドライイーストを買おうと思ったら、スーパーを何軒回っても品切れだった。ふだんやらないピープルたちが、ヒマ対策にパンでも焼いているのであろう。まったく迷惑なことである。

というぐあいに、わたくしもこの休業期間中は、仕事のように真剣に、とにかく料理にいそしんだのであった。ぱらぱらチャーハンの極意も会得したし、チキンカチャートラとかシュクメルリとか知らない料理もずいぶん作った。冷蔵庫にある材料で何とかすることもちょっと覚えた。自分の手から何かが生まれるというのは、やっぱり楽しい。上達するとか工夫するとかおいしいとかほめてもらうとか喜んでもらうとか、そういうのはいいねー。

ただ、一日中料理して食べてばかりを続けているうちに、質量保存の法則って言うんですか、笑って済ませられないくらい体が巨大化してきてしまい、もう腹回りなんて、この通りですわ、ばんばん。わっはっは。

というわけで、料理だけでは暇はつぶせないし体形にも悪いことを学んだのだが、さりとてテレビはあんまり見ないし、Netflixには加入しているが、かわいそうな映画と痛い映画とはらはらする映画とラブストーリーと意地悪な奴が出て来る映画と人が死ぬ映画と難しい映画とテッド以外の下品なコメディが苦手なので、あんまり見るものがない。

その結果、本をたくさん読んでいます。たくさんと言うより、長い時間だな。読んで、えーとと考え、あ、さっきのはそういう意味かと気づいたらまた戻って、という具合に読んでいるからちっとも進まない。読んでいるのか遊んでいるのかわからない。贅沢だなあ。

お分かりでしょうが、今日は何かが言いたいわけではなくて、ただ暇つぶしに書きました。タイトルを英語だと思った人はもっと勉強してくださいね。ばいばい。