小さなことといえばそうなのだが、
数日前から少し手がしびれている。
ネットで調べると、中年おやじにはありがちなことで、
どこかで神経が圧迫されているとかいないとか。
いや、別に体の不調を訴えようとか、
体の不調と書いたら「体の婦長」と変換されて
おかしかったとか、
そういうことを言いたいわけではなく、
ただ人の体というものが実に精妙なバランスの上に
成り立っていることに今更ながら驚き、
同時にこの奇跡のようなバランスを
当たり前のように見なして、
明日も無事健康でいることを疑っていないというのは、
まあなんとも危なっかしい話だなあ、と思っただけだ。
まったく、この体にどのくらいの神経が走っているのか
知らないけれど、
どんなコンピュータよりも複雑で高度な働きをする装置が、
何十年もほったらかしにされていながら、
暴走もせず、そこそこまともに働き続けていることは、
奇跡と呼ぶにふさわしい。
こんなすごいものをつかまえて、
”めちゃくちゃな変化を繰り返しているうちに偶然できたもの”
なんて言われても、どうもピンと来ないんだよなあ。
やっぱりこればかりは、神様のわざと信じたい。