月別アーカイブ: 2007年1月

ひさびさに、夢の話

いやな夢を続けて見た。
きのうのは、大学の先輩と二人きりで合宿所にいる夢。
別に親しい人ではなかったが、
夢の中でもやっぱり親しくなくて、
ひと言二言近況を尋ね合った後は、きまずい沈黙が続く、
というだけの夢だった。
今日の夢はもっとひどい。
どういうわけか、
ぼくはパンツ姿で旅館の中や街路を歩いているのだ。
もちろんすっごく恥ずかしいから
人目にふれないように、
物陰から物陰を縫うように隠れていたのだが、
いったい何をしていたのか。
途中で風呂に入って、パンツだけをはいて外に出たときは、
いや、ほんとうに恥ずかしかった。

今度は納豆

納豆がダイエットに効く、というテレビ番組の「情報」が
まるっきりの嘘八百だったことが判明して、
これまた騒ぎになっている。
「毎日食べていたのに体重が減らずおかしいと思っていた」
「番組を信じていたのに、だまされた」
なんて怒っているみなさん、
そりゃ、信じる方が間違っているってもんでしょ。
健康雑誌をごらんなさい。
先月はこんにゃくが抜群の効果を示していたはずなのに、
早々と姿を消し、続いて今月はリンゴ酢の驚きのパワーが
明らかになったりするではないですか。
テレビショッピングあたりでも、
なんやらダイエットとか、かんやらダイエットとか、
あれもこれもと目白押しなのに、
わが日本国民がそろって痩せ始めた、なんて話は
寡聞にして耳にしない。
みんな分かっていることなのだ。
ところで、
納豆は大豆を腐らせて作っているんだから、
ほんとうは「豆腐」って書いたはずだ、という話、
納豆だけに、やっぱりこれもウソなんでしょうか。

不二家のこととか

賞味期限切れの原料を使っていたということで、
不二家がきつい批判を浴びている。
このまま行くと、倒産しかねないような状況である。
このたび不二家のしたことが
業界の常識に照らしてどれほど度外れなのか、
食品メーカーの人の本音を聞きたいところだが、
素人の直観だけで言えば、
当たり前のことをしていただけなのに、
ことさらに騒ぎ立てられて可哀想に、くらいに思われて
いるのではないだろうか。
ぼくは大学生の時に大手製パン会社の工場でアルバイトをした
ことがある。
あんドーナツやカレーパンを揚げる油が臭いのにも閉口したが、
コンベアから落ちたパンを拾い集めて「お徳用袋」に詰めるように
言われたときには驚いた。
アルバイトはごく短いものだったが、
それからしばらくパンは食べられなかった。
お祭りで綿菓子を売ったこともある。
倉庫から引っ張り出してきた綿菓子の機械を、
真っ黒な雑巾でこすって、準備完了。
暗がりの中で売っていたからよく分からなかったが、
あの綿菓子は、安全だったかどうかというよりも、
ちゃんと白かったかどうかもやや怪しい。
そんなことを思い出すと、
腹をこわした程度の被害者もいないのに、
不二家がここまで叩かれるのはちょっと不自然だと思う。
みんなやっている、
なんてことが理由にならないことは知っているが、
不二家だけじゃない、という事実を忘れているのも
また公平とは言えないだろう。
ざまーみろ、と言いたいだけで、
何千人もの生活をおびやかしてよいなんて、
そんな理屈があるものか。

成人式

お久しぶりです。
「三日坊主を恐れない」というCMコピーに
励まされて戻ってまいりました。
ってなわけで、今日は成人の日です。
成人の日というのは1月15日とばかり思っていましたが、
いつの間にか変わっていたのね。
冷たい小雨がぱらつく中、小学校の門の前には
晴れ着を着た美しい娘さん方と、
せいぜいスーツのぱっとしないヤロウどもがわんさか集まっていて、
なかなかよい眺めでした。
天下の公道を占拠されたような具合だったのに、
かえってその賑わいが好ましく思えたのは、
こちらにまだ正月の気分が残っていたためでしょうか。
テレビで流す「荒れた成人式」がどこまで
ほんとうなのかは知りませんが、
色鮮やかな振り袖を着て
華やいだ空気に顔を輝かせている彼女たちを間近に見ると、
やっぱりこうしたお祝いはいいなあ、と思います。
きのうの雪のなごりのためか、
少し弾んだ白い息が何ともいえず美しく、
思わずはっとしてしまいました。
おしまい。