雨上がりには、何でもないものがきれいに見える。
今朝もベニカナメの生け垣が濡れ残っていて、
赤と緑が昨日までとは見違えるくらいに鮮やかだった。
こういうことに気がつくようになったのは、
デジタルカメラのおかげだと思う。
カメラを持っていると、
きれいなものを見つけたいから、
小さなことによく気づく。
きれいな物に気づくということは、
世界がずっと美しく見えてくる、
ということだ。
テクノロジーが進歩すれば、
人の感受性はどんどん低下するように
言われることも多いけれど、
実感としてはそうではない。
パソコンを使い、デジカメを使うことで、
以前であったら考えられないような
物の見方が生まれ、
それをもとにした自己表現ができるようになった。
これはやっぱり素晴らしいことだ。(6/9)