Q、エアコンの掃除をしてもらいました。
二人がかりで2時間半、3万1500円でした。
別に効きが悪くなったわけでも、
臭いがするようになったわけでもないのですが、
ただ十年も使ったんだからそろそろ、と思いたって
奮発したのです。
ところが、きょうはそれほど暑くないためなのか、
さきほどからエアコンをかけていますが、
効果のほどがはっきりしません。
はっきりしないということは、つまり、3万円も払った効果が
あるのかないのか、よく分からない、ということです。
どうも納得がいきません。
そういえば、この間は、コピー機のメンテナンスで、
何とかというキットを交換しなくてはいけない、
なんて言われて、7万円くらい払いました。
コピーの写りがその日からてきめんによくなった、
なんてことはもちろんありません。
あれもこれも、どうも釈然としないのですが。
わたしはだまされてしまったのでしょうか。
A、なるほど、お怒りはもっともです。
しかし、メインテナンスというのは、
故障したものを修理するのとは違って、
やった効果が目に見えて現れるものではありません。
前もって手を打って、何も起こらないようにするものなのです。
たとえて言えば、
難しい球を飛びついて捕るのではなく、
守備位置を事前に変えることで平凡なフライにしてしまうような、
そんなプレーに似ていますね。
Q、あの、ぼくは、野球の話なんか、どうでもいいです。
A、いや、野球の話じゃなくてね。
Q、じゃ、守備位置とか平凡なフライって何ですか。
A、いや、左バッターだったら右寄りに守るとか…
Q, ほら、野球の話じゃないですか。
真面目に相談しているのに、
どうして急に野球の話を始めたりするんですか。
A、いや、だれも野球の話なんか…。
Q、野球なんか、とはなんですか。なんかとは。
がんばって野球をしている人に失礼でしょう。
ひどすぎます。
A、いや、誤解を与えたなら謝ります。すみません。
Q、誤解ってなんですか。
ぼくが間違っているってことですか。
それならどうしてあなたが謝るんですか。
ぼくが間違ったんなら、
ぼくが謝らなくちゃいけないんじゃないですか。
でも、どうしてぼくが謝らなくちゃいけないんですか。
いい加減にしないと怒りますよ。
でもいい加減なこと言うと怒りますからね。
いいですか、いいんですか。
(つづく、うそ、続きません)