先週iPod touchを手に入れてから、
サルがヒトへと進化するように、毎日着実に上達している。
ここでサルはヒトに進化などしない、という事実に気づいた人には、
ぜひここに込められた言外の意味も汲んでほしいんだが、
それはともかく、おじちゃんはおじちゃんなりに
ちょっとずつは上手になっていて、これがなかなか楽しいのだ。
iPod touchには、ケータイ機能がついていない。
もちろん携帯すること自体はできるし、
肉声が届く範囲なら遠くにいる人とでも話をすることはできるが、
しかし、これをケータイ機能と呼ぶのは、やや憚られる。
ケータイ機能もカメラも付いていないデバイスを、
何のために手に入れたのか。
「読んだり書いたり勉強したりするのに必要なのっ」
と言い張ってはいるが、
じつは、何となく欲しかったからに決まっている。
もちろんこのあたりの事情は、バレバレである。
手始めに、青空文庫でごっそり本をダウンロードした。
青空文庫で読めるのは著作権の切れた古い本ばかりだが、
ぼくはもともとそういう本しか読まないので、
まったく不満はない。
これがうまく行ったので、
次は海外版青空文庫とでもいうべきProject Gutenbergから
ディケンズとかマークトウェインとかジャックロンドンとか、
イソップとかちび黒サンボとか(だんだん易しくなっているけど)、
いろいろダウンロードして、
それをアマゾンのKindle for iPhoneというソフトで読んでいる。
というか、眺めている。
たのしい、たのしい。
タダも同然の値段でこんなことができるなんて、
いやあ、いい時代になりました。
何の落ちも展開もない話ですが、そんだけです。
ばいばい。