ものすごく私事ながらきょうは誕生日。
もう48である。
よもや自分がこんな年齢を迎えることになろうとは、
思ってもみなかった。
そういえば以前、小学生の女の子に歳をきかれ
答えるのをためらったことがあった。
えーっ、せんせーそんなおじさんなの?
なんて言われるのが嫌だったのだ。
そのとき、ぼくは35。
35でもうおじさんと思っていたなんて、
どうにも贅沢な話である。
フォーエバーヤングなんていうありえないことを願うのではなく、
年齢相応の賢さを身につけていけたら、と思う。
人の世には、
40にならなければ分からないこと、
50になってはじめて身につく知恵ってものがあるはずなのだ。
そいつがちょいと、楽しみだ、と言っておこう。