みなさんご存じでしたか。
歩行者は信号を守らないといけないんですよ。
違反すると、2万円以下の罰金なんですって。
びっくりするじゃありませんか。
わたしは今日まで、
パトカーが止まっているその目の前でも堂々と
信号無視をしていて、
「はい、信号赤ですよ!!」とかマイクで言われちゃっても、
ふーん、歩行者免許なんかないんだもんね、
減点だってないんだもんね、と思ってヘーキだったのですが、
あれはとんでもないことだったのですね。
別に悪事を尽くし立派な不良になろうとしていたわけではなく、
ただ法律で守ってもらわなくても、
自分の安全くらい自分で守るんだからよけいな気遣いはいらない、
というだけの気持ちでしたが、
そうした歩行の自由がなぜ許されないのか、
わたしには理解ができません。
赤信号で渡るときの慎重さは、
青信号を気楽に渡る時とは比べものになりません。
何度も左右を確認し、右を見ている間に左から来るかも、
いやこうして左を見ているうちに右から来ているかもしれない、
という緊張は、いちいちご説明するにも及びますまい。
赤で渡る以上、はねられても当然自分のせいという意識が
ありますから、ぼんやり信号に従って渡るよりも、
はるかに安全コンシャスな状態であることは間違いありません。
ってなことを考えると、
明らかに「本人がいいって言ってるならいいじゃん」という
レベルの問題のように思われますが、
お上が罰金2万円、すなわち今月は小遣いはなし、という
容赦のない厳罰を定めている以上、そこにはなんらかの法理が
あるはずです。
うーん、うーん、うーん、うーん。
そうか!
信号無視して事故に遭って病院に担ぎ込まれたら、医療費がかかる、
つまり健康保険からお金を出さなくてはいけない。
つまり、喫煙者パージが吹き荒れたあの「健康増進法」と同じく、
事故を減らし、もって医療費を削減する、
というのが狙いなのでしょうか。
まさかねー。今度おまわりさんに聞いてみよっと。