7月になると、
レバ刺しが飲食店では食べられなくなるそうである。
そのため、最後のレバ刺しを求めて客が殺到しているという。
厚生労働省がレバ刺しを禁止した理由は、
食中毒の危険があるからである。
で、客が殺到するのは、
7月になると食べることができなくなるからである。
うん、そりゃあ、どちらもまあ、分からなくもないけどさ。
ついで厚生労働省は、
食べ過ぎの危険があるとして、
コンビニのおにぎりの販売をひとり3個に制限するとともに、
魚の刺身等を販売する店舗に対し販売後12時間以内に
顧客宅を訪問し食べ残りを回収することを義務づけ、
さらに飲食店でかき氷を提供する際には、店内の温度を
28度以上に保ち、かつ腹巻きを貸与し着用を促すことを
義務づける意向である。
という冗談はさておいて。
かつての狂牛病騒ぎのときと同じなんだけど、
危険だから禁止するって言われているのに、
禁止されるその日までは食べても安全だって
考える神経が、どうも分からない。
これはちょうど、
道路を渡るときの安全確認を、
自分の目でなく信号に任せてしまっている態度と同じだ。
クルマが来ているかどうかではなく、
赤なら止まるし、青なら渡る。
命に関わる判断を、そこにいない人に任せて平気なんだよね。
自分で判断できない国民だから行政が口を出すのか、
行政が口を出すから自分で判断できない国民が育つのか。
どっちにしても、なんかすっきりしないなあ。