たとえばですよ。
今デジカメ用のSDカードが欲しいとするじゃないですか。
1GBのを大手量販店で買うと4300円くらいしますよね。
ところが大須に行くと、
メーカー不明、動作保証なしという代物が1480円で買えるわけです。
そうすると、きっと誰だって
3倍近い値段差というのは、安心料にしては高すぎる、
とか、
ここで不安になって、高いヤツを買ったら負けだ、
とか思いますよね、ね。
で、わたしも、多少の逡巡はするものの、
そういうときには誰もがするように
安いほうをおりゃーっと買ってしまうわけです。
動けば儲けもん、ってなもんですが、
幸いこれまで動かなかったことはありません。
でね、今日、
食事に出たとき中古のデジカメを見つけたのよ。
「バッテリーがないため、動作確認していません」
というジャンク品。
ジャンク品っていっても、ピカピカにきれいだったから、
あたしゃピンときたね。
こりゃ動くよ。
もちろんジャンクですから、動かないかも知れません。
でも、考えてみてください。
動くに決まっているものに高いお金を出して、
いったい何になるのでしょうか。
そこには安く買った満足感も、
ちゃんと動いた喜びもありません。
動くか動かないか分からない物にあえてお金を投じ、
それが動くから嬉しいのではないですか。
今日家に帰ったら、さっそく電池を入れてみます。
どうか動いてくれますように、ぱんぱんっ。