からとつな話なんですが。
日本は島国だから排他的だとか、
島国だからものの見方が画一的だとか、
まあその手のことは、よく言われる。
でもね。
うそだよね、そんなの。
世界地図や地球儀を見ると、たしかに日本はちっちゃい島である。
飛行機で降り立つと、そのままオーバーランして
海にぽっちゃんしちゃうような気さえする。
でもそれは、単にそういう地図で見るからであって、
普通に暮らしていて、日本は小さい鳥国だなあ、
閉ざされた世界だなあ、なんて思ったことがあるですか?
自分の目で見て自分の足で歩いて、
何だよ、もう端まで来ちゃったよ、ほんとに日本って狭いなあ、
なんて実感した人はいるですか?
日本はめちゃめちゃでかい。
とても歩いては回りきれない。
いろいろな人がいる。
それが実感だろう。
たしかにいろいろな肌の色の人がいて、
いろいろな言葉が飛び交う国ではないが、
それはよその国と比較した場合の程度の問題にすぎない。
いってみれば、地球人はみんな頭がひとつで腕が2本だから
画一的でいけないよねっていうのと同じたぐいの話である。
くだらない。
ぼくは自分の実感から、
日本はでかいな、いろいろな人がいるなって思う。
あ、唐突をからとつって読む人のことじゃないっすよ。
たとえば、そうね、
島が鳥になっていることに気づいちゃう人、とか?